荒野を駆ける風のようにガンドッグ 美しき狩人 |
軍用犬
「戦死したシールズ隊員の葬儀で、
棺の前に横たわり最後まで
離れようとしなかった軍用犬」
アフガニスタンで運転していた
ヘリコプターが、携行式ロケット弾
により撃墜され墜落し亡くなった、
アメリカ海軍特殊部隊シールズの
下士官ジョン・タミルソン(享年35歳)の
棺の前で横たわっているのは、
戦地での軍犬であり親友だった
ラプラドール犬のホークアイ。
タミルソンの軍友である
ニッキ・ヴィルジリオは、
葬儀にて、
「この犬は軍用犬であったが、
それ以上にタミルソンの親友であった。
彼らは苦楽を共にし、
戦地でもプライベートでも
常に一緒だった」と語った。
8月6日のアフガニスタン駐留米軍のヘリ墜落は、
2001年の開戦以来最悪の
米兵31人とアフガン兵7人が犠牲となった。
葬儀はアイオワ州ロックフォードで
1500人の親族、知人、友人たちが集まる中行われた。
ホークアイは家族の一員として葬儀に参列。
ホークアイはこの後軍に戻ることなく、
タミルソンの親友である
スコット・ニコルズに引き取られ、
晩年をすごすことになったそうだ。
(出典:カラパイア)
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亡くなった主人の棺の前に横たわった
ホークアイの姿が涙を誘います。
かってベトナム戦争に配備された軍用犬は、
約4,900匹で、そのうち帰国できたのは、
204匹のみだったそうです。
帰国できなかった軍用犬は、
安楽死させられるか、
置き去りにされるか、
当時の南ベトナム軍へ渡されました。
2000年にクリントン(元)大統領が、
退役軍用犬の引き取りを合法化しましたが、
それ以前まで、軍用犬は安楽死か、
戦地に放置されるのが通常だったそうです。
(犬たちは装備品扱いでした。)
軍用犬の訓練は過酷なことで知られています。
退役軍用犬の残された命は2~3年、
せめて余生は幸せに暮らして欲しいです。
Posted by kayosama | 19:44 | Comment [0] | TrackBack [0] | その他